
平成18年度、厚生労働省は、さまざまなインフラから配信される情報を蓄積するとともに標準的な診療情報提供書が編集できる「標準化ストレージ」という概念に着目し、すべての医療機関を対象とした医療情報の交換・共有による医療の質の向上を目的とした「厚生労働省電子的診療情報交換推進事業」(SS-MIX:Standardized
Structured Medical record Information eXchange)を開始しました。
SS-MIXは、記録された医療情報の電子化・標準化に向けた啓発活動の一環として、具体化したパッケージウェアの普及を行うものであり、
- パッケージウェアの開発
- ドキュメントの整備
- 各ベンダによる同一の規格を実装したシステムの開発と普及
を行う事業です。
電子的に診療情報が交換されるためには標準化されていることが前提です。
標準化のための費用負担が医療機関にとって厳しいものであることは事実であり、その負担を軽減することにより、電子化と標準化を併せて推進するものです。
医療機関には、その診療上の特性や規模、経済状況等のさまざまな事情から、インフラの導入状況にばらつきがあります。
標準的な診療情報の交換・共有を推進するに当たっては、アウトプットが標準化されていることは重視されますが、これらのインフラのすべてを医療機関に過大な負担を強いてまで標準化対応されたものに入れ替えることはナンセンスです。そのようなことが無いよう、導入済みのインフラは生かされるべきであると考えます。

